みなさんこんにちは!ひな留学のひなです。今回は早稲田大学国際教養学部についてお話ししていきます!
私の通う国際教養学部は2004年に設置されたばかりの早稲田大学内で最も新しい学部です。英名School of International Liberal Artsの頭文字を取って通称(SILS シルス)や国際教養を略して国教と呼ばれることもあります!そんなSILS、実は歴史が浅いこともあり、なかなか正しい情報が広まっていない謎の多い学部なんです。そこで今回は国際教養学部について囁かれているうわさが本当なのか、また入試形態や授業内容などなど、一体SILSはどんな学部なのかについてお話ししていきたいと思います。興味のある方はぜひ最後まで読んでいってくださいね!
国際教養学部のうわさ①ー日本人が少ない
このうわさは本当です!国際教養学部にいる留学生は早稲田大学の全学部にいる留学生のうち30%以上を占めています。また、帰国子女、留学経験者も数多く在籍しますので、海外経験が0、または旅行のみ、という生徒はかなり少ない印象です。海外長期滞在経験がない生徒は純ジャパと呼ばれ、全体の3割程度を占めると言われています。ただ、体感では純ジャパでも英語が得意な子が大半なので、言われない限りは留学経験者なのか純ジャパなのかは分からない場合も多いです。(帰国子女は雰囲気が違うのでだいたい分かります。笑)留学生の多くは韓国や中国といったアジア圏からきています。授業では英語を話し、日常生活では日本語を使いこなし、、素晴らしいの一言ですね。今はオンライン授業が多くなかなか仲良くなる機会もありませんが、グループワークなどで話す機会もあるので、他学部と比べれば留学生の友達も作りやすいです。
国際教養学部のうわさ②ー授業が全部英語で行われる!
これは本当によく聞かれる質問の一つですが、正解は❌です。国際教養学部の授業は全てが英語で行われるわけではなく、正しくはほぼ全て英語、という表現が正解になります。では具体的にはどれくらい日本語の授業があるのでしょうか?基本的には1年生のときに取る選択必修には必ず日本語で取らなくてはならないものが一つあるのと、国際教養学部に2つしかない必修科目の一つである統計学の授業も日本語で行われます(テストと教科書は英語だけど笑)。2年次以上ではなかなか日本語の授業には巡り合えませんが、ごく稀に日本語の授業もあります。(そういう授業には日本人生徒が多い笑)ということで、基本的にはほぼ英語で授業が行われる国際教養学部ですが、中には日本語の授業もあるということでした。
授業が全て英語でついていけるのかな、と不安な方もいらっしゃるでしょう。周りのレベルが気になる、という方のために国教の学生がどれくらいのレベル感なのかご紹介したいと思います。現役国教生の立場から見てみますと、日本人学生の大半が英検凖1級程度を取得していると思います。もちろん英語が苦手な人も中にはいます。国教の授業は今はオンラインが多いということもあり、発言を求められることは多くありません。国教に合格できる程度の読み書き、加えて英検凖1級程度のリスニングができればあまり困ることはないでしょう。英語を話すのが苦手!という方はプレゼンテーションなどが科されない授業を取ると良いかもしれません。
そして先ほど簡単に触れてしまいましたが、国際教養学部は他学部と比べて圧倒的に必修科目が少ないという特徴があります。これは教養を扱う、という学部の特性からくるものです。学部には様々なジャンルの科目が設置されており、その中から自分の興味がある内容をピックアップして取ることができます。(文学、歴史、化学、経済、生物、宗教、政治、などなど)本当に様々な内容があるので、きっとあなたの興味分野も学べるはずですよ!逆に英語を教えてくれる、という授業は1年時の必修授業とわずかな選択授業くらいしかないので英語の上達をしたい人は自力で努力する必要があります。
国際教養学部のうわさ③ー留学必須!
このうわさは基本的には正解です!しかし、ここ2年は例外的に不正解、といったところでしょうか。国際教養学部はコロナ禍以前、母国語が日本語の生徒全員に対して1年の留学を卒業要件にしていました。1年間留学しないと卒業できない、というルールがあったんですね。留学必須の大学は国内にはあまり多くないので早稲田大学国際教養学部の売りの一つでした。早稲田大学国政教養学部では基本的には2年の後期から3年の夏休み前まで留学する学生が多いです。留学の準備は1年の夏休みごろから始まり、1年の秋に留学先が決定します。1年前期の成績やTOEFLなどのスコア、志望理由書によって学校が決定するシステムです。TOEFLのハイスコアが求められる有名学校は倍率も高いという感じです。大半の生徒は早稲田に学費を収めれば、留学先の大学には費用を収めなくて良いというシステムを利用して留学します。海外大学は学費が高いところが多いのでこの制度は非常にありがたいですね。ただし、生活費や滞在費はもちろん出ません。ちなみにスイスに留学中の友人は自費で1ヶ月約10万円の寮に滞在しています。
私もオーストラリアの大学へ留学予定でしたが、コロナの影響で行けなくなってしまいました。オーストラリアは入国制限が厳しかったからです。ただ、アメリカやヨーロッパなど入国しやすい地域には今年、留学できた人も多くいます。今後の学部の方針はまだ発表されていませんが、コロナの影響がまだまだ続く中で、この例外措置も継続されそうです。
さてさて、このような感じでお話ししてきた国際教養のうわさ3選、いかがだったでしょうか?他学部と比べて独自の文化やルールが多い国際教養学部について紹介していきました。これからも国際教養学部や早稲田大学、留学についての情報発疹をしていきますのでよろしければご覧ください!